◆運命を切り開く

世界にひとつだけの花

 

菜根譚についての第一弾です。最初に断っておきますが、菜根譚というのは、この世の中をどう生きれば上手くいくかの「処世訓」だから学んでいくと言いました。ですが、100%鵜呑みにするという事ではありません。書かれていることを取り上げ、それを参考に考察して、テーマである「大らかに生きる」のエッセンスにしようという事ですので、予めご了承ください。

「運命を切り開く」という言葉はよく聞きますが、菜根譚では、天が与えた運命を嘆くより、その運命のなかでいかに楽に心地よく自分の道を歩めるかを工夫する。という事が書かれていますが、まずその人の運命というものは生まれた国、時代、生まれたお家柄など、自分にはどうすることもできない生まれた時の環境であり、その影響は成長していく過程でも大きく及ぶものだという意味と解釈します。運命と言えば何か行く末が既に決まってしまっているとイメージしますが、そうではなく、工夫次第で幾らでも未来を変えていけるものと解釈します。

人は生きている間、選択の連続で生活をしていくものですが、選択は自由だから自分の思った方向にも進めるし、あまり考えなしに選択したことで思わしくない方向に行くことだってあるものです。未来に与える影響は大小あっても、必らず選択した方に進んでいくものだから、自分のためになる選択ということを出来るだけ心掛けていたいものです。

ところで「親ガチャ」という言葉を最近耳にします。子供は親を選べず、裕福でない家に生まれた子は「自分は親ガチャに失敗したから…」といって何もかも諦めてしまうというような不幸な道を歩んでしまう人たちがいるようです。
どうか、人生を諦めないでほしいって声を大にして言いたいです。自暴自棄にならずに、もっと自分を大事にしてくれと言いたい。
人はそれぞれ自分の生き方自体を選択することができます。だからこそ、幸せになる方を選んでほしい、自分を大事にして歩んでいれば、必ずや未来が変わるものと、私は固く信じています。

だから、運命を嘆くことはやめよう。生まれた環境に不満を持っている人は、他人と比較することをやめてみよう。最初は難しいでしょうけど、人と自分を比べるから「親ガチャ失敗」になるわけです。親の立場で考えると泣きたくなります。
誰かさんの歌じゃないけど、人はそれぞれ「大切な、世界で一つだけの花」です。
みんな、たった一度の人生ということを念頭に、楽しくて幸せな人生を歩む選択をしていきたいものですね。

2021年11月25日