◆5つの感情の整理で幸運に恵まれる
ブッダの残した言葉は、人の道というものを適格に指し示してくれていますし、現在、私自身が学んでいる菜根譚と同様、この社会を、どう生きて行けば良いかを説いた「処世訓」だからです。
「5つの蓋(おお)い」を捨てて悩みなく疑うことなく苦しみの矢を抜きさった修行者は超越した存在になれる。…う~ん、よく分からない(汗) 5つの蓋いとは、五蓋(ごかい)と言って「欲張り・怒り・嘆き・苛立ち・疑い」という5つの感情を云うらしい。これらの感情は人を悪い方向に導くもので、これらの感情に支配されている人は人間関係はもとより家計も破綻させたり、夢が叶わなくなるとのこと。
うんうん、よく分かる気がします。要するに、この5つの感情を押し殺すことができれば、運気が向いてくるってことかな?でもなかなか難しいですよね?人間、生きていれば色んな人と関わり、これらの感情はどうしても抱いてしまいそうです。ブッダは捨て去りなさいと言ってます。そうすればずば抜けた人物になり、幸運に恵まれると、説いています。
①欲張り→身の丈に合った生活を。
②怒り→自他とも怒らず穏やかな心でものを考えること。
③嘆き→前向きな気持ちで乗り越えること。
④苛立ち→起こってもいないことを想像してイライラしない。冷静沈着に。
⑤疑い→人を信頼し自分を疑わない。自分の可能性と自分の人生を信じていく。
いきなりハードルが高いですが、意識することを習慣化するしかないのかもしれません。習慣になれば、おそらく少しずつでも改善されていくような気がします。
これらの感情を捨て去るというよりも違う感情に変えることが出来る方法をマスターすれば良いのではないかと考えてしまいました。
具体的には、人に対して苛立って怒るところを、また、いつもなら嘆いていたところでも、「きっと試練を与えてくれたに違いない」と思えれば、感謝の感情に変わるのかもしれません。
「何言ってるのか分からない」と、言われそうなので、では、こうすればどうかな。
5つの感情というものに対して、もっとシンプルに、欲張りに対しては「欲張り過ぎは良くない」から習慣にしてみる。怒りに対しても人を怒鳴りつけるなど「怒り過ぎは良くない」と考える。以下、嘆きも苛立ちも疑いも同様に「過ぎる」は良くないからやめよう!、から始めてはどうでしょうか。
三日坊主という言葉があります。ダイエットのためにジョギングをしようと決めたものの最初から頑張り過ぎて筋肉痛でやめてしまった。というような事例は沢山あるのではないでしょうか。
ですから私のイメージでは、上記の例のように「過ぎる」をやめることを決めて、楽に続けて実践していければ、おのずと、「過ぎた感情」は、いつのまにか消滅するのではないかと…私は今日から意識して実践していこうと思います。